【コラム的】現在までのモダン環境
2013年11月1日 TCG全般 コメント (6)突発企画!
モダン環境について
スタンやらレガシーやらはもっと詳しい人がいらっしゃるので今回は取り扱われることの少ないモダンの環境についてです。
誰得・・・?と思われる方いるかと思いますがファミコンくん2号店では年末にモダンマスターズ争奪のモダントーナメントがあるので参加される方向け、ということで。
トーナメントについての情報はコチラ! http://satopin.diarynote.jp/201310261105429900/
ついでにGPTもあります!こっちも宣伝 http://asitakara.diarynote.jp/201310150723561422/
■■■■■■こっから本編■■■■■■
国内の大型モダンイベント、GP横浜’12から丸一年が経ちました。
ラブニカの回帰ブロック、M14、テーロスが加わりどのようになデッキが生まれたのかを紹介できればなーと思います。
~~前環境のおさらい~~
■GP横浜(RTR参入前)のメタゲーム
AVRが参入したことにより《修復の天使》入りの《出産の殻》デッキ(Kiki-jiki pod)がトップメタに。
GPでもトップ8中4人が《修復の天使》を採用した殻でした。今思い返してみても頭一つ抜けてた感があります。
以前の殻では殻の起動などにライフを食われすぎて押し込まれるパターンが少なからずあったのですがそこを《台所の嫌がらせ屋》+《修復の天使》で支えられるようになり安定感が出てきたのがトップ8の半分を占めることのできた理由だと思います。
■PTラブニカへの回帰後のメタゲーム
RTRが参入し、環境は大きく変化しました。
レガシー環境でも大活躍の《死儀礼のシャーマン》、《突然の衰微》という2種の緑黒のカードによってジャンドが一躍トップメタへとなりました。
《死儀礼のシャーマン》はモダンではフェッチランドが多用されるのでマナクリとして使えるのは勿論のこと、
環境に墓地を利用するデッキが多数あった(ストーム、リビングエンド、《台所の嫌がらせ屋》、《残忍なレッドキャップ》等の頑強生物など)ため、レガシー環境以上に凶悪な1マナ生物となりました。
ジャンドという「死儀礼のシャーマン」を使う「除去コントロール」の躍進により「墓地を利用する」「クリーチャーデッキ」の《出産の殻》デッキは若干身を潜めました(それでも結構活躍していたのが恐ろしいところ...)
PT後はモダンフォーマットでのPTQがあったのですが、私自身が突破したPTQ仙台の前後4回程のPTQ突破者の大半がジャンドだったことは未だに覚えています(ちなみに私も白ジャンド)。
客観的に見てもジャンド一強の時代だったと思います。
■《血編み髪のエルフ》禁止後のメタゲーム
そんな一強時代も長くは続かずジャンドを象徴する《血編み髪のエルフ》が禁止カードに。
《血編み髪》が禁止されたことにより今度は中速のデッキに人権が戻り、《スフィンクスの啓示》入りのトリコが話題になりました。
《疑念の影》なんかも入ってたかな?
《啓示》に関しては皆さんご存知だと思うので省略。《疑念の影》はフェッチランドに合わせるだけで1ドロー付のもみ消し。苦手なトロン系のデッキにも瞬唱を合わせて使い回せば有利な盤面へと持っていけるのでなかなかの良カードです。
■M14が与えた影響
M14で目を引かれたものは《テューンの大天使》と《漁る軟泥》の2枚。
《テューン》は《出産の殻》デッキの新たなフィニッシュ方法として注目されました。
従来の殻デッキのフィニッシュは
1.《修復の天使》+《鏡割りのキキジキ》
2.《士気溢れる徴収兵》+《キキジキ》
3.《残忍なレッドキャップ》+《メリーラ》+《サクリ台》
が一般的でした。キキジキが絡むと墓地を経由しないで済むのですがキキジキが除去、追放されてしまうと墓地を経由しなければなりません。
墓地を経由するとなると《墓堀りの檻》や各種墓地対策に引っかかってしまいコンボならず、となってしまうのですが・・・
《テューンの大天使》+《スパイクの飼育員》の無限ライフ&無限カウンターを採用することでこれらを無視できます。
なんだ大してかわらないじゃん、と思う方もいるかもしれませんがテューンを絡めたコンボには隙が小さいという大きなメリットがあります。
従来のコンボはスタートに合わせて除去を打たれるだけで止められてしまいますがこのコンボのスタートは「ライフを得ること」。
なので2種がそろっているが除去が怖くて動けない!という場合は《テューン》で殴ればいいんです。
そうなれば《スパイク》に3つ目のカウンターが乗り除去を2枚持たれていない限り無限ライフの完成となります。
《漁る軟泥》については旧環境のスタンのジャンドでも使われているようにモダンのジャンドでも採用されています。
同系の《死儀礼》対策、《頑強》対策などマナがあれば《死儀礼》以上の仕事をする墓地対策カードです。
■テーロスが加わり・・・
まだ大きな大会は無く情報は少ないですが採用されそうなカードは多数ありますね。
特に《波使い》《悪夢の織り手、アショク》《ニクスの祭殿、ニクソス》辺りは新たなデッキを作り出してくれそうですが、、、今後のデッキビルダーに期待しますw
とまあ長くなりましたがモダンの足跡をたどってみました。
今回取り上げることのできなかったデッキも多数ありますがそれはまたの機会ということで・・・
そんなわけで年末大会(の前のGPTin立川でも)でお待ちしてまーす。
モダン環境について
スタンやらレガシーやらはもっと詳しい人がいらっしゃるので今回は取り扱われることの少ないモダンの環境についてです。
誰得・・・?と思われる方いるかと思いますがファミコンくん2号店では年末にモダンマスターズ争奪のモダントーナメントがあるので参加される方向け、ということで。
トーナメントについての情報はコチラ! http://satopin.diarynote.jp/201310261105429900/
ついでにGPTもあります!こっちも宣伝 http://asitakara.diarynote.jp/201310150723561422/
■■■■■■こっから本編■■■■■■
国内の大型モダンイベント、GP横浜’12から丸一年が経ちました。
ラブニカの回帰ブロック、M14、テーロスが加わりどのようになデッキが生まれたのかを紹介できればなーと思います。
~~前環境のおさらい~~
■GP横浜(RTR参入前)のメタゲーム
AVRが参入したことにより《修復の天使》入りの《出産の殻》デッキ(Kiki-jiki pod)がトップメタに。
GPでもトップ8中4人が《修復の天使》を採用した殻でした。今思い返してみても頭一つ抜けてた感があります。
以前の殻では殻の起動などにライフを食われすぎて押し込まれるパターンが少なからずあったのですがそこを《台所の嫌がらせ屋》+《修復の天使》で支えられるようになり安定感が出てきたのがトップ8の半分を占めることのできた理由だと思います。
■PTラブニカへの回帰後のメタゲーム
RTRが参入し、環境は大きく変化しました。
レガシー環境でも大活躍の《死儀礼のシャーマン》、《突然の衰微》という2種の緑黒のカードによってジャンドが一躍トップメタへとなりました。
《死儀礼のシャーマン》はモダンではフェッチランドが多用されるのでマナクリとして使えるのは勿論のこと、
環境に墓地を利用するデッキが多数あった(ストーム、リビングエンド、《台所の嫌がらせ屋》、《残忍なレッドキャップ》等の頑強生物など)ため、レガシー環境以上に凶悪な1マナ生物となりました。
ジャンドという「死儀礼のシャーマン」を使う「除去コントロール」の躍進により「墓地を利用する」「クリーチャーデッキ」の《出産の殻》デッキは若干身を潜めました(それでも結構活躍していたのが恐ろしいところ...)
PT後はモダンフォーマットでのPTQがあったのですが、私自身が突破したPTQ仙台の前後4回程のPTQ突破者の大半がジャンドだったことは未だに覚えています(ちなみに私も白ジャンド)。
客観的に見てもジャンド一強の時代だったと思います。
■《血編み髪のエルフ》禁止後のメタゲーム
そんな一強時代も長くは続かずジャンドを象徴する《血編み髪のエルフ》が禁止カードに。
《血編み髪》が禁止されたことにより今度は中速のデッキに人権が戻り、《スフィンクスの啓示》入りのトリコが話題になりました。
《疑念の影》なんかも入ってたかな?
《啓示》に関しては皆さんご存知だと思うので省略。《疑念の影》はフェッチランドに合わせるだけで1ドロー付のもみ消し。苦手なトロン系のデッキにも瞬唱を合わせて使い回せば有利な盤面へと持っていけるのでなかなかの良カードです。
■M14が与えた影響
M14で目を引かれたものは《テューンの大天使》と《漁る軟泥》の2枚。
《テューン》は《出産の殻》デッキの新たなフィニッシュ方法として注目されました。
従来の殻デッキのフィニッシュは
1.《修復の天使》+《鏡割りのキキジキ》
2.《士気溢れる徴収兵》+《キキジキ》
3.《残忍なレッドキャップ》+《メリーラ》+《サクリ台》
が一般的でした。キキジキが絡むと墓地を経由しないで済むのですがキキジキが除去、追放されてしまうと墓地を経由しなければなりません。
墓地を経由するとなると《墓堀りの檻》や各種墓地対策に引っかかってしまいコンボならず、となってしまうのですが・・・
《テューンの大天使》+《スパイクの飼育員》の無限ライフ&無限カウンターを採用することでこれらを無視できます。
なんだ大してかわらないじゃん、と思う方もいるかもしれませんがテューンを絡めたコンボには隙が小さいという大きなメリットがあります。
従来のコンボはスタートに合わせて除去を打たれるだけで止められてしまいますがこのコンボのスタートは「ライフを得ること」。
なので2種がそろっているが除去が怖くて動けない!という場合は《テューン》で殴ればいいんです。
そうなれば《スパイク》に3つ目のカウンターが乗り除去を2枚持たれていない限り無限ライフの完成となります。
《漁る軟泥》については旧環境のスタンのジャンドでも使われているようにモダンのジャンドでも採用されています。
同系の《死儀礼》対策、《頑強》対策などマナがあれば《死儀礼》以上の仕事をする墓地対策カードです。
■テーロスが加わり・・・
まだ大きな大会は無く情報は少ないですが採用されそうなカードは多数ありますね。
特に《波使い》《悪夢の織り手、アショク》《ニクスの祭殿、ニクソス》辺りは新たなデッキを作り出してくれそうですが、、、今後のデッキビルダーに期待しますw
とまあ長くなりましたがモダンの足跡をたどってみました。
今回取り上げることのできなかったデッキも多数ありますがそれはまたの機会ということで・・・
そんなわけで年末大会(の前のGPTin立川でも)でお待ちしてまーす。
コメント
はじめまして&ありがとうございます。
ストームの衰退とかもありましたねー。
けどそれを考えるとトロンの話もひっぱってこないと行けなくて容量がが・・・
頭をボーっとさせながら読むことでタメになる記事に思えてきます!
第2回目も期待。
忘れられた頃にでもチョロっとやるかも?